手術前、治療や検査10回診療報酬が目当てか 自己破産
手術前、治療や検査10回診療報酬が目当てか
2010/02/09 07:22
奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(破産手続き中)で肝臓手術を受けた男性患者=当時(51)=が死亡した事件で、元理事長山本文夫容疑者(52)=業務上過失致死容疑で逮捕=らが手術するまでに計約10回、治療と検査を男性に繰り返していたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。男性の主治医だった元勤務医塚本泰彦容疑者(54)=同容疑で逮捕=が逮捕前の事情聴取に「山本容疑者には、手術以外に検査でももうかると言われた」と話していることも判明。県警は診療報酬目的だったとみて詳しい経緯を調べる。捜査関係者によると、男性は2006年1月、山本病院に入院。同年6月に手術を受け死亡した。男性はこの間、血液検査や血管造影検査、コンピューター断層撮影(CT)などを受けていた。栄養を送る動脈をふさいで腫瘍を小さくする「塞栓術」という治療もしていた。県警の調べで、当時、放射線科医が男性の腫瘍を検査し、良性の肝血管腫の疑いと診断していたことが既に判明。肝臓の専門医は「肝血管腫であれば通常は治療や検査を繰り返す必要はない」としている。
【共同通信】
